セレックシステム｜やじま歯科医院

やじま歯科医院では「セレックシステム」を導入いたしました。 これは今までの粘土のような印象材を使用した「歯の型取り」からかわって、超精密なスキャナー「プライムスキャン」を使用して歯型をデジタルの「３Dデータ」で採取して、セラミックの白い歯をフルデジタルで制作するシステムです。 セレックシステムはプライムスキャンで採取した3Dデータを使用して、デジタルでセラミックを設計し、コンピューター制御のミリングロボットで製作します。これは現在様々な分野で使用される「CAD/CAMシステム」と呼ばれる最先端のシステムで、その中でもセレックシステムのものは精度が極めて高いものなのです。 院内でセラミックの詰め物やかぶせ物を製作することができるので、最短一日、ケースによってはお待ちいただいている間にセラミックの歯ができるのです。

セレックシステムでは100%セラミック製のブロックをミリングロボットで削りだして白い歯を作ります。セラミックは化学的に安定性が高く、金属アレルギーなどの原因になりません。また耐久性も高く治療後の残存率が高いという特徴があります。 さらにやじま歯科医院ではお口の状態に合わせて、固さなどの特徴が異なるセラミックブロックを選択することでかみ合わせに優しく、反対の歯を痛めることが少ない治療が行えます。

セラミックは保険適用の素材(金属やレジン)に比べて汚れ(プラーク)を寄せ付けにくく、歯にしっかりと固定できるため、隙間を作らずむし歯になるリスクが低く抑えられます。また、プラークは歯周病の原因となります。歯と歯ぐきの間にもプラークが付きにくくなり、保険適用の素材よりも歯周病のリスクも低くなります。

これまで歯型をとり、石膏模型を制作し、歯科技工所で制作していたセラミックの歯を、歯型を取ることから制作まで一貫してフルデジタルで院内制作するためお待ちいただく時間(通常７日〜12日程)が大きく短縮されます。それによりセラミックの修復物を早くセットすることができるようになり、最短1日でセラミック治療が完了します。

治療期間が短縮できることで仮歯や仮の詰め物の期間が短縮できます。仮歯などは次に外す必要があるために接着力が弱く、取れてしまったり、隙間から細菌が侵入して、削ってある歯が感染してしまう可能性があります。治療後短期間でセットできることでこのようなリスクを低く抑えることができるのです。

セラミックブロックは天然歯によくなじむ色や質感のため、見た目もきれいで自然な感触です。また化学的に安定性の高い素材ですからいつまでも美しさを保ち、セラミックは変色もしません。

最先端のコンピューターシステムを使用して修復物を製作するため、従来の手作業に比べて常に均一の品質が保たれた、精度の高い修復物が作製できます。歯にぴったりと収まるため、隙間からむし歯になるリスクが低く抑えられます。

型取りや模型制作が不要なため、余分な医療廃棄物を出しません。