歯周病は怖い!

歯周病は怖い!

歯周病は怖い!|やじま歯科医院

歯周病の恐ろしさ

歯周病の恐ろしさ

歯周病(歯槽膿漏)は歯を失う一番の原因と言われています。
実は歯を失うだけではなく、全身の健康状態に様々な悪影響を及ぼしているのです。

歯周病は細菌が感染して慢性の炎症(化膿した状態)になっているのですが、 その歯周ポケットの中には細菌がすごくたくさんいて、様々な毒素を振りまいています。
中程度の歯周病の歯周ポケットを展開すると手のひら程度の大きさになるのですが、 身体のほかの部位にこのような大きな炎症があって、放っておく人はいませんよね。
胃袋の中にこんなに大きな炎症(胃潰瘍の状態)があれば即手術になります。 これが様々な悪さをするのです。
また、この炎症を治そうと免疫細胞が手いっぱいになり、 ほかの病気に立ち向かう能力がなくなってしまうのです。
がん細胞は毎日生まれていて、免疫細胞によって消滅させられているのですが、 がん細胞に立ち向かう能力も当然弱くなってがんになってしまう可能性も上がってしまいます。 さらに免疫の異常が起きて、身体の一見無関係な部位に様々な病気を引き起こす可能性もあるのです。(歯性病巣感染の項参照)

歯性病巣感染について

歯性病巣感染について

身体の慢性炎症がある部位と離れた一見無関係な部分で病気を発症してしまうことがあります。これを「病巣感染症」といいます。歯科では歯周病や歯の根っこの先に膿がたまる根尖病巣などが病巣感染の原因となります。
この疾患は病気がある部位をどんなに治療しても治りません。一見無関係な原因となる部分を治さないと治療できないのです。

歯周病が全身に及ぼす影響

歯周病が全身に及ぼす影響

歯科疾患から発症する病巣疾患は以下のようなものがあります。
もちろん口腔内を治療することが大切なのですが、毎日のホームケアとともに定期的なプロフェッショナルによるお口のメインテナンスを受け、お口の中を健康に保つことが大切なのです。

  • 関節運動器:リウマチ、筋炎
  • 循環器:心内膜炎、血管炎、高血圧
  • 泌尿器:IgA腎症、慢性糸球体腎炎
  • 皮膚:掌蹠膿疱症、アトピー性皮膚炎、湿疹、エリテマトーデス
  • 消化器:大腸炎、胃十二指腸潰瘍、虫垂炎

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